
「紹介してもらえる流れは何となくわかる。でも、それを副業として仕組み化する方法がわからない。」
そういう悩みを持って、この記事に辿り着いた方が多いと思います。
リファラル営業(紹介営業)は、ひとり社長にとって最もコストが低く、最も成約率が高い営業手法です。ただし、「なんとなく紹介してもらっている」状態と「仕組みとして副業に組み込んでいる」状態は、まったく別物です。
私は和久井海十(わくい かいと)。ITコンサルタントとして35年、累計3,000社・12,500人を支援してきました。リーマンショックのあおりで44歳でリストラされ、東京・新橋の飲食店で皿洗いのアルバイトをしながら這い上がった経験を持っています。
その復活の核にあったのが、「先に与えること」でした。売り込まずに、まず相手の役に立つ。そのギフトの循環が、紹介という形で戻ってくる。この考え方を今はWOBS(ワクワクオンラインビジネススクール)で体系的に教えています。
この記事では、WOBSの生徒が実際に副業としてリファラル営業を組み立てた実例と、私自身の経験をもとに「ひとり社長がリファラル営業を副業で動かす5つのステップ」を具体的にお伝えします。

この記事の要点(30秒でわかる)
- リファラル営業を副業として機能させるには「紹介してください」と言う前の設計が9割
- 「紹介が自然に回る人」には共通の行動パターンがある。売り込まずに先に与えることが起点
- WOBS生徒の実例として、3ヶ月で月5件以上の紹介案件を副業として安定させたケースあり
- リファラル副業のコツは「紹介者のメリット設計」と「紹介しやすいフォーマット化」の2点
- ツールはシンプルでいい。重要なのは関係性の温度を維持し続ける習慣の仕組み化
そもそも「リファラル営業を副業にする」とはどういう状態か

リファラル営業とは、既存の人間関係から「この人に紹介したい」という流れで新規顧客を獲得する営業スタイルです。
では「副業として組む」とはどういう状態でしょうか。
単に「知り合いに紹介してもらった」ことを副業とは呼びません。それはただの偶発的な成功です。
副業として成立するためには、次の3つが揃っている必要があります。
- 継続的に紹介が来る「仕組み」がある
- 紹介者に明確な価値(メリット)が返っている
- 紹介案件を受け取ったあとの対応フローが標準化されている
この3つが揃って初めて「副業としてのリファラル営業」になります。
逆に言えば、多くのひとり社長がリファラル営業を副業として安定させられない理由は「この3つのどれかが欠けているから」です。
ズバリ言ってもいい?
「紹介してくれる人がいない」のではなく、「紹介したくなる設計になっていない」だけです。これは設計の問題なので、必ず改善できます。
リファラル営業が副業として機能しない「本当の理由」

私がこれまで3,000社・12,500人を支援してきた中で、「紹介が来ない」と悩んでいるひとり社長の多くに共通するパターンがあります。
それは、「紹介してください」と言うタイミングが早すぎるということです。
関係性の温度が上がる前に「誰かいませんか?」と聞いてしまう。これをやると、相手は「売り込まれた」と感じます。そこで関係性の温度が一気に下がります。
紹介営業でよくある失敗のパターンを整理するとこうなります。
- 紹介者のメリットを考えずに「お願い」だけをしている
- 自分が何をしている人間かが相手に明確に伝わっていない
- 紹介してもらった後のお礼・フォローが不十分で紹介者の信頼を傷つけている
- 「誰でもいい」という姿勢で、紹介者が紹介先のイメージを持てない
特に最後の「誰でもいい」は致命的です。
紹介しやすい人とは「この人にはこういう悩みを持つ人を紹介すればいい」と即座にイメージできる人です。逆に紹介しにくい人は、何をやっているのかが曖昧な人です。
44歳で皿洗いをしていた私が東京・新橋で這い上がれたのも、BNIという経営者ネットワークに出会い「自分が何者で、何を求めている人を紹介してほしいか」を徹底的に言語化した経験があったからです。
その言語化の作業なしに、紹介営業は副業として機能しません。
紹介営業を副業にした「WOBS生徒の実例」

ここで、WOBSの生徒の実例をお伝えします。
北海道在住の50代・コンサルタントのAさん(仮名)。もともとリアルの人脈は豊富でしたが、オンラインでの発信経験がなく「紹介はたまにある。でも副業として安定しない」という状態でした。
WOBSの先義後利営業モジュールを受講後、Aさんが最初に変えたのは「紹介依頼の仕方」ではありませんでした。
変えたのは「自分の時間の使い方」です。
具体的には、毎週1人、既存の知人に「最近どうですか?」という連絡を入れることから始めました。この連絡には売り込みは一切なし。ただの近況報告と、相手が困っていることのヒアリングです。
これを8週間続けた結果、連絡を受けた相手が自発的に「そういえば、あなたに頼みたいことがある人がいる」と言い始めました。
Aさんは何もお願いしていません。ただ「先に与える」連絡を続けただけです。
3ヶ月後には月5〜7件の紹介案件が副業として安定するようになり、本業の売上を上回る月も出てきました。
もうひとり、東京在住の40代・フリーランスのBさん(仮名)の例も紹介します。
Bさんはリファラル副業のコツとして「紹介者専用のLINEグループ」を作りました。そのグループに、毎週1つ「すぐに使えるビジネスの豆知識」を投稿し続けました。
これが「あのグループ、毎週役立つことが来る」という認識を生み出し、グループメンバーが自発的に友人を招待し始めました。半年で紹介者が12人から35人に増え、副業収入が月30万円を超えました。
どちらの実例も、共通しているのは「売り込みゼロ、先に与えることから始めた」という点です。
ひとり社長がリファラル営業を副業で仕組み化する「5つのステップ」

実例をふまえて、具体的なステップを整理します。
ステップ1:「誰に紹介してほしいか」を1文で言語化する
「こういう悩みを持っている、こういう人を紹介してください」と1文で言えるか?
これが全ての起点です。曖昧なままでは紹介者もイメージが湧きません。
例:「売上が頭打ちになっている40〜50代のひとり社長で、オンライン集客に悩んでいる方を紹介してください」
この1文を作るだけで、紹介の質と量が変わります。
ステップ2:「先に与える習慣」を週1回の行動に落とし込む
先義後利(先に与えること・利益は後から)を「概念」ではなく「週次の行動」に落とし込みます。
週1回、既存の知人に役立つ情報を送る。それだけです。
送る内容は何でもいい。業界ニュース、役立つツールの紹介、ちょっとした気づき。大切なのは「あなたのことを考えていました」という温度を伝えることです。
ステップ3:「紹介者のメリット」を設計する
紹介してくれた人には何が返るのかを明確にします。
- 紹介フィー(成約時に一定額をお渡しする)
- 情報のお返し(紹介者にとって役立つ情報を優先的に共有する)
- 相互紹介(紹介者のビジネスにも貢献する)
お金だけがメリットではありません。「あなたに紹介してよかった」と思ってもらえる対応の質が、継続的な紹介につながります。
ステップ4:紹介案件の受け取り方を「フォーマット化」する
紹介を受けたあとのファーストコンタクト、ヒアリング、提案の流れを標準化します。
紹介者の信頼を借りて会ってもらえている状態です。その信頼を傷つけないためにも、最初の対応の質は特に重要です。
「紹介してくれた〇〇さんから話を聞いています。まず御社のことを教えてください」という入り方で、売り込みではなく「聴く姿勢」を最初に見せること。
ステップ5:紹介後の「お礼とフォロー」を仕組みに組み込む
紹介後に紹介者へのお礼が遅い、または薄いというのは最もよくある失敗です。
商談後24時間以内に紹介者へ報告と感謝を伝える。成約した場合は改めてお礼をする。このサイクルを「仕組み」として手帳やカレンダーに落とし込んでおくだけで、紹介者との関係性が維持されます。
リファラル副業を加速させる「つながり力」の正体

私はBNIという経営者ネットワーク組織に東京で出会い、そこで2万人近くの経営者と接してきました。
その経験の中で気づいたことがあります。
「紹介が自然に集まる人」は、特別に営業が上手いわけではありません。ただ、一貫して「先に与え続けている」だけです。
与えているのは情報かもしれない。人脈かもしれない。アドバイスかもしれない。時間かもしれない。
でも共通しているのは「自分の得を後回しにして、相手の利益を先に考えている」という姿勢です。
これは「お人好し」とは違います。戦略としての「先に与えること」です。
実は、リファラル営業が副業として最も安定するのは「この人は売り込んでこない」という信頼を積み重ねた後です。
だからこそ、最初の3ヶ月は「与えるだけ」に集中することを私はWOBSで伝えています。その期間に焦って「紹介してください」と言うと、それまで積み上げた信頼が一気に崩れます。
WOBS(ワクワクオンラインビジネススクール)の先義後利営業モジュールでは、この「与えるフェーズ」の具体的な設計を6ヶ月かけて体系的に実装します。理屈だけでなく、実際に動かしながら自分のビジネスに合う形に落とし込んでいく内容です。
リファラル営業コツ:紹介が増える「言い方」と「聞き方」

リファラル営業のコツとして「どう言えば紹介してもらいやすいか」という質問をよく受けます。
まず、まず言ってはいけない言葉を先にお伝えします。
- 「誰かいませんか?」(範囲が広すぎて紹介しようがない)
- 「よかったら紹介してください」(義務感を与える)
- 「お力になれると思います」(自己アピールが先行している)
代わりに効果的な言い方はこうです。
「〇〇さんの周りで、最近こんな悩みを抱えている人はいますか?」
これは質問形式で、相手の記憶の中に特定の人物像を浮かばせる言い方です。押しつけがましさがなく、相手が自発的に「あ、あの人かな」と思えます。
聞き方についても1つポイントがあります。
紹介のお願いをする「タイミング」は、相手が何かを喜んでいる瞬間の直後です。「ありがとうございます、助かりました」と言われた直後に「そういえば、同じ悩みを持っている方がいたら教えてもらえますか?」と続けると、感情の流れが自然です。
副業としての紹介系ビジネス:何を紹介するかの「選び方」

「副業として紹介系ビジネスを始めたい」という場合、「何を紹介するか」の選択が重要です。
紹介系副業として機能しやすい商品・サービスには共通の条件があります。
- 自分が実際に使って良かったと思えるもの
- 紹介先が喜ぶ確率が高いもの(ニーズが明確なもの)
- 成果物や価値がわかりやすいもの(説明しやすいもの)
- 紹介者として自分の信頼を傷つけないもの
最後の条件が最重要です。
「お金になるから」という理由だけで質の低いサービスを紹介してしまうと、紹介先からの信頼だけでなく、紹介者としての自分の信頼も失います。一度失った信頼を取り戻すのは、新しい信頼を作るよりも何倍も難しい。
ここだけの話、私が35年間でITコンサルタントとして生き残れたのも、「紹介できる自信のないものは紹介しない」という一線を守り続けたからだと思っています。
副業として紹介営業を組む場合も、この一線が長期的な収入の安定を決めます。
リファラル営業サイトや仕組みツールをどう使うか

「リファラル営業サイト」として専用のマッチングサービスが存在しますが、ひとり社長が副業としてリファラル営業を組む場合、最初から専用ツールに頼る必要はありません。
むしろ最初は「シンプルな管理」から始める方が続きます。
私がWOBSで勧めているのは、スプレッドシートで「紹介者リスト」と「紹介案件ログ」を管理することです。
- 紹介者リスト:名前・関係性の深さ・最後にコンタクトした日・紹介してもらった件数
- 紹介案件ログ:紹介者名・紹介先・商談日・結果・お礼した日
このシートを週に1回見返すだけで「最近連絡していない人」「お礼が遅れている案件」が可視化されます。
ツールを複雑にしない。大切なのは仕組みを「使い続けること」です。使われない高機能ツールより、使い続けられるシンプルな仕組みの方が100倍価値があります。
関係性の温度を維持するための連絡は、LinkedInのメッセージ機能を活用するのも有効です。私自身、LinkedIn北海道会の会長として北海道のビジネスコミュニティを運営していますが、LinkedInはリファラル営業の「温度維持ツール」として非常に使いやすいプラットフォームです。
私が実際に使った/読んだもの

リファラル営業と副業の仕組み化を深めたい方に、私が実際に読んで「これは使える」と思った本を紹介します。
GIVE & TAKE
先義後利(先に与えること)を学術的に証明してくれた1冊です。
「与え続ける人が最終的に最も成幸する」という結論は、私がBNIでの2万人との出会いを通じて体感していたことと完全に一致していました。「感覚でわかっていたことが、データと研究で裏付けられた」という感覚です(笑)。
リファラル営業を副業として組みたい人が「なぜ先に与えることが機能するのか」を腑に落とすのに最適な1冊です。
人を動かす 文庫版
営業の原点です。読み返すたびに発見があります。
紹介営業の本質は「人が動く理由を理解すること」です。カーネギーがこの本で書いていることは、SNSもAIもない時代に書かれたものですが、人間関係の本質は何も変わっていない。リファラル副業を始める前に一度読んでおくと、紹介者へのアプローチがまったく変わります。
私の実話を、一冊にまとめました ──『つながり力の教科書』

私自身が書いた本です(笑)。BNIで2万人と会って気づいたことを全部詰め込みました。
「売り込まずにお願いされる状態を作る」という私の営業哲学の根幹を、具体的な行動レベルで書いています。リファラル営業を副業として仕組み化したい方には、最も直接的に使える内容になっています。44歳でリストラされた後、東京・新橋の皿洗いから這い上がった実話も正直に書きました。
もっと深く実装したい方へ ── WOBS で

この記事で紹介した5つのステップは、考え方の地図です。
でも地図を持つことと、実際にその道を歩けることは別です。
「先に与えることが大事はわかった。でも自分のビジネスでどう設計するのか、まだ曖昧」という状態の方が多いと思います。そこを6ヶ月かけて一緒に実装するのがWOBSです。
WOBSの「先義後利営業モジュール」は、この記事で解説した内容の完全版です。
- 紹介が回る自己紹介の言語化(1文で言える「誰に紹介してほしいか」の設計)
- 紹介者リストの構築と関係性の温度管理(週次の習慣設計)
- 紹介案件の受け取り方とクロージングまでのフォーマット化
- 副業としての収益化設計(紹介フィー・相互紹介・情報提供の組み合わせ)
- オンラインとリアルを組み合わせたリファラル副業の拡張方法
40〜60代の経営者・ひとり社長・先生業の方を対象に、6ヶ月・受講料120万円で提供しています。先に無料体験セミナーで内容を確認していただけます。
「仕組みとして動かしたい」という方は、まず無料体験セミナーから来てください。
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よくある質問
Q. リファラル営業と紹介営業は違うのですか?
A. 基本的に同じ意味です。リファラル(referral)は「紹介・照会」を意味する英語で、ビジネスシーンでは既存の顧客や知人から新規顧客を紹介してもらう営業手法を指します。日本語の「紹介営業」とほぼ同義ですが、最近はオンラインツールや副業文脈でリファラル営業という表現が増えています。
Q. 副業として始めるなら、まず何人の紹介者を作ればいいですか?
A. 最初は「深い関係性のある10人」から始めることを勧めています。人数より関係性の質が重要です。100人の薄い知り合いより、10人の信頼できる関係の方が副業収入として安定します。その10人に先に与えることを3ヶ月続けると、自然に紹介者の輪が広がっていきます。
Q. 副業でリファラル営業をする場合、本業との兼業は問題ありませんか?
A. 会社員の方であれば、まず就業規則と会社のルールを確認してください。ひとり社長や個人事業主の方であれば、特に制約はない場合がほとんどです。ただし、取り扱う商品・サービスが本業と競合しないことを意識することが大切です。また、紹介先との関係が本業の信頼に影響することも念頭に置いて選択してください。
Q. 紹介フィーの相場はどのくらいですか?
A. 業種・商品・単価によって大きく異なります。一般的には成約金額の3〜10%が多いですが、高単価のコンサルサービスでは固定額(数万円〜十数万円)という設定も多いです。大切なのは「金額」より「紹介者が納得している設計かどうか」です。事前に明確に合意しておくことが、長期的な関係維持のために重要です。
Q. リファラル副業はどのくらいの期間で収入になりますか?
A. 既存の人間関係の深さによりますが、正しい設計で動けば3〜6ヶ月が目安です。WOBSの生徒の実例では3ヶ月で月5〜7件の紹介案件が安定したケースもあります。ただし最初の1〜2ヶ月は「先に与えるフェーズ」に集中することが重要で、焦って結果を求めると逆効果になります。
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まとめ

リファラル営業を副業として仕組み化するのに、特別なスキルも大きな投資も必要ありません。
必要なのは「先に与え続ける姿勢」と「それを週次の習慣に落とし込む設計力」だけです。
私が44歳でリストラされ、東京・新橋の飲食店で皿洗いをしながら這い上がった経験から言えることがあります。
どん底にいたあの時期、私に手を差し伸べてくれたのは全員「先に与えてくれた人たち」でした。そして今、私が3,000社・12,500人を支援できているのも、先に与えることを続けた結果として紹介が回り続けているからです。
ギフトは必ず循環します。ただし、すぐには戻ってこない。だから仕組みが必要で、だから習慣が必要です。
この記事の5つのステップを、今週からひとつだけ始めてみてください。まず1人、既存の知人に「最近どうですか?」という連絡を入れることから。それだけで、3ヶ月後は変わっています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
感謝の気持ちを込めて。
和久井海十
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