
「ChatGPTで営業メールを書こうとしたけど、何をどう入力すればいいかわからない」
そう感じているひとり社長や経営者の方、実はとても多いんです。
結論から言います。ChatGPTに「営業メールを書いて」と丸投げするだけでは、使えないメールしか出てきません。「どんな情報を、どんな順番で渡すか」という設計、つまりプロンプトの型が全てです。
この記事では、私・和久井海十がWOBS(ワクワクオンラインビジネススクール)の授業で実際に教えている営業メールプロンプト3つを、そのまま公開します。35年のITコンサル経験と、3,000社・12,500人の支援から生まれた実装テンプレです。今日から使えます。

この記事の要点(30秒でわかる)
- ChatGPTで営業メールを30秒で仕上げるには「プロンプトの型」が必要。丸投げは失敗する
- WOBS授業で教えているプロンプトは「初回接触」「お礼メール」「再アプローチ」の3パターン
- プロンプトに入れるべき情報は「相手の属性・自分の強み・メールの目的・一つだけお願いするアクション」の4点
- 40・50代のひとり社長が陥りがちな落とし穴は「AIに書かせた文章をそのまま送ること」。必ず自分の言葉で一文だけ添える
- ChatGPTは「営業の代行者」ではなく「下書き職人」として使うのが正解
なぜ「プロンプトの型」がなければ営業メールが使い物にならないのか

ChatGPTに「営業メールを書いてください」と入力してみてください。おそらく、こんなメールが出てきます。
「はじめまして。株式会社〇〇の△△と申します。この度はご連絡させていただきました。弊社では〜〜〜というサービスを提供しており……」
読んだだけで「あ、テンプレだな」とわかる。受け取った相手は、ほぼ確実に読み飛ばします。
問題はChatGPTの能力ではありません。「何も情報を渡していない」から、AIは当たり障りのない文章を出すしかないんです。
ズバリ言ってもいい?
ChatGPTは「賢い秘書」です。でも、秘書に「メールを書いておいて」だけ言って、相手の名前も、何を伝えたいかも、何をお願いしたいかも教えなければ、使えるものは出てきません。当然ですよね。
だからプロンプトに「相手の情報」「自分の強み」「メールの目的」「一つだけお願いするアクション」の4点を渡す型が必要なんです。この型さえ持っていれば、30秒で「送れるレベル」の下書きが出てきます。
私が35年間ITコンサルの現場を見てきて感じるのは、ツールの問題ではなく「設計の問題」がほぼ全てだということ。ChatGPTも同じです。AIは道具。使う人間の設計力が全てです。
40・50代のひとり社長がChatGPT営業で詰まる、本当の理由

「ITが苦手だから」「AIは若い人のもの」という思い込みを持っている方が多いんですが、実際はそうじゃないんです。
私の経験で言うと、WOBS(ワクワクオンラインビジネススクール)に来る40・50代の受講生は、リアルの営業力は十分持っている。BNIや倫理法人会、業界団体での人脈も豊富。ただ、オンラインやAIを使った「仕組み化」が追いついていない。
ChatGPTで詰まる本当の理由は3つあります。
- 「何を入力すればいいかわからない」という入り口の壁
- 「AIが書いた文章は自分らしくない」という違和感(これは正しい感覚です)
- 「送っても大丈夫か不安」という確認不足のまま止まってしまうこと
この3つ、全部解決できます。プロンプトの型を持ち、AIを「下書き職人」として使い、最後に自分の言葉を一文添えれば、AIっぽさが消えます。
実は、私自身がリストラを経験した44歳の頃、東京・新橋で皿洗いのアルバイトをしながら「自分の強みはどこにあるのか」を徹底的に考えた時期があります。その経験が今の「先に与えること」——先義後利の考え方につながっています。
営業メールも同じです。「売り込む」のではなく「相手にとって何か価値があるか」を起点に書く。この発想の転換をプロンプトに組み込むだけで、返信率が変わります。
WOBS授業で教えている、実装プロンプト3つ

では、本題です。WOBSのAI営業実装モジュールで実際に使っているプロンプトを3パターン公開します。コピーして使ってください。[]の部分だけ書き換えれば動きます。
プロンプト1:初回接触メール(面識ゼロの相手へ)

面識のない相手に初めて送るメールは、一番難しい。でも、型があれば怖くありません。
以下をそのままChatGPTに貼り付けてください。
あなたはプロのビジネスライターです。 以下の情報をもとに、初回接触の営業メールを書いてください。 【送り先】 ・相手の名前:[例:田中様] ・相手の会社・職種:[例:札幌市内の税理士事務所・所長] ・接点:[例:先日の経営者交流会でお名刺をいただきました] 【送り手】 ・自分の名前:[例:和久井海十] ・自分の強み(1〜2行):[例:35年のITコンサルで3,000社を支援。ひとり社長の業務効率化が専門] ・相手へのメリット(1行):[例:AIを使った営業の仕組み化で、月10時間の作業を削減できた事例があります] 【ゴール】 ・このメールで相手に取ってほしい行動(1つだけ):[例:30分のオンライン面談のアポイント] 【条件】 ・文章は200〜300字以内 ・売り込み感をなくし、相手のメリットを先に書く ・件名も一緒に提案してください
このプロンプトのポイントは「ゴールは1つだけ」という制約です。「資料請求か面談、どちらでも」という逃げ道を作ると、相手は動きません。一つに絞る。これだけで返信率が変わります。
プロンプト2:お礼メール(商談・面談後の翌日送信用)

実は、お礼メールが一番差がつきます。商談後24時間以内に「気が利いたお礼」を送れる人は、意外と少ない。ChatGPTを使えば、商談直後に3分で送れます。
あなたはプロのビジネスライターです。 以下の情報をもとに、商談後のお礼メールを書いてください。 【基本情報】 ・相手の名前:[例:佐藤様] ・商談の日時・場所:[例:昨日の午後、オンラインにて] ・話した内容のポイント(2〜3つ):[例:採用コストの課題、社内教育の負担、AIツール導入への興味] 【お礼の後に続けること】 ・次のアクション(1つだけ):[例:来週中に事例資料をお送りする] ・もし可能なら打診したいこと:[例:来月の個別セッション] 【条件】 ・文章は150〜250字以内 ・感謝の気持ちが伝わる、温かみのある文体 ・売り込み感ゼロ ・件名も提案してください
「話した内容のポイント」を入れるのがキモです。「昨日はありがとうございました」だけのお礼と、「おっしゃっていた採用コストの課題、実は先月も似たケースがあって」と書いてあるメールでは、相手の受け取り方が全然違います。
私がBNIと出会ったのは東京での活動がきっかけなんですが、BNIで教わった「ギバーズ・ゲイン(先に与える人が得る)」の精神は、このお礼メールに全部詰まっています。売り込む前に、相手が話してくれたことを「ちゃんと聞いていた」と示す。それだけで信頼は積み上がります。
プロンプト3:再アプローチメール(一度断られた相手・音信不通の相手へ)

一番使えるのに、一番使われていないのがこのパターンです。一度「今は結構です」と言われた相手、返信が止まった相手へのメール。多くの人は諦めますが、適切なタイミングと文章で再アプローチすれば、成約につながることが多い。
あなたはプロのビジネスライターです。 以下の情報をもとに、再アプローチの営業メールを書いてください。 【相手の情報】 ・相手の名前:[例:山田様] ・前回のやりとり:[例:3ヶ月前にオンラインで面談。「今期は予算がない」とのことでいったん保留になった] ・相手の業界・課題(覚えている範囲で):[例:製造業・営業人員が減って新規開拓が止まっている] 【今回の接触理由(1つだけ・押しつけにならないもの)】 [例:AI営業の活用事例で、同じ製造業の方が新規5社獲得した話が出たので共有したいと思った] 【条件】 ・文章は150〜200字以内 ・「前回お断りされた」感を出さない ・「情報提供」として自然に接触する形にする ・件名も提案してください
「前回お断りされた感を出さない」という条件が大事です。「先日はお断りいただきましたが」と書いた瞬間、相手は身構えます。「新しい情報をお届けしたい」というスタンスで再接触する。これがプロのアプローチです。
プロンプトを使いこなすための、3つの実装ルール

プロンプトを手に入れたら、次は「使いこなし」です。WOBS受講生に必ず伝えている実装ルールが3つあります。
ルール1:ChatGPTが出した文章を「そのまま送らない」
必ず、最初か最後に自分の言葉で一文を添えてください。
例えば「先日の交流会で、おっしゃっていたお子さんの話が印象に残っています」とか「実は私も同じ悩みを40代に経験して」という一文。AIには書けない、あなたにしか書けない文章です。
この一文があるかないかで、「AIが書いたメール」か「人間が書いたメール」かが決まります。
ルール2:送信前に「声に出して読む」
声に出して読んで「普段の自分はこんな言い方しないな」と感じた箇所は、書き換えてください。
「誠に勝手ながら」「ご多忙の折恐れ入りますが」——こういうフレーズが自動で入ってくることがあります。普段使わない言葉は、相手にも「テンプレだな」と伝わります。
ルール3:返信率を記録する
プロンプトを使い始めたら、送ったメール数と返信数を記録してください。3週間で10通送れば、どのパターンが刺さるか見えてきます。
ChatGPT営業プロンプトは「使い捨て」ではなく「磨くもの」です。返信率が低ければプロンプトの条件を変える。これがAI営業の本当の使い方です。
「ChatGPTで営業メール」の次のステップ:仕組みで回す

プロンプト3つを使えるようになったら、次は「仕組みで回す」フェーズです。
毎回ゼロから書くのではなく、商談メモをChatGPTに貼り付けるだけで自動的にお礼メールの下書きが出てくる状態。名刺のテキストデータを渡すだけで初回接触メールが出てくる状態。これが「AI営業の仕組み化」です。
ここだけの話、私がBGF(ビジネスグロースファクトリー)を札幌で立ち上げたとき、最初にやったのはこの「仕組み化」でした。人数が少なくても、一人当たりの接触量を増やせれば、小さな組織でも大きな成果が出せる。
WOBS(ワクワクオンラインビジネススクール)のAI営業実装モジュールでは、この「仕組みで回す」フェーズまで一緒に設計します。プロンプト3つの先にある「自動化の設計図」を持ちたい方は、後半で詳しく説明しますね。
生成AIで営業が「なくなる」は本当か?ひとり社長の現実解

「ai 営業 なくなる」というキーワードで検索している方も多いようです。私の見解をはっきり言います。
「営業そのもの」はなくなりません。ただし、「テンプレの押し売り営業」はAIに代替されます。
AIが得意なのは「型通りの文章を速く量産すること」です。人間が勝てる領域は「相手の感情を読んで、関係性を育てること」です。
ChatGPTで営業メールを30秒で書けるようになった先に何があるか。それは「空いた時間で、もっと人と会う」「もっと相手の話を聞く」ことに集中できるようになること。AI営業とは「人間がやらなくていいことをAIに任せて、人間にしかできないことに集中する」という設計です。
12,500人の支援経験から言うと、AI導入で成果を出した経営者に共通しているのは「AIを信じすぎない」姿勢です。AIを道具として設計できる人が、最終的に残ります。
私が実際に使った/読んだもの

この記事を書いているselfmedia.jpで実際に使っているツールを紹介します。「試してみようかな」と思っている方の参考になれば。
つながり力の教科書(自著・Amazon)
私自身が書いた本です(笑)。BNIで2万人と会って気づいたこと——「売り込まずにお願いされる状態」をどうやって作るか——を全部詰め込みました。
ChatGPTの営業メールも、最終的には「信頼関係の構築」が目的です。プロンプトと並行して、「つながりの設計」を学びたい方にはこの本が直結します。
SWELL(WordPressテーマ)
このブログselfmedia.jpもSWELLで作っています。難しい設定なしでデザインが整うのが助かっています。営業メールをChatGPTで書けるようになったら、次は「受け取った相手が見るサイト」の整備が必要です。見た目が整っていないと、せっかくの営業メールが台無しになる。
XServer for WordPress
selfmedia.jpのサーバーもエックスサーバーです。表示が速く、WordPressの初期設定もほぼ自動。35年IT現場を見てきて、最初のサーバー選びで失敗する人をたくさん見ました。ここは堅いです。
私の実話を、一冊にまとめました ──『つながり力の教科書』

44歳でリストラされ、東京・新橋で皿洗いのアルバイトをしながら「自分に何ができるか」を考えた時期がありました。そこから35年のITコンサル経験を武器に再起し、BNIとの出会いで「先に与えること」の力を実感した。3,000社・12,500人の支援の中で積み上げてきた「売り込まずに選ばれる方法」を一冊にまとめたのがこの本です。ChatGPT活用と組み合わせると、さらに力を発揮します。
もっと深く実装したい方へ ── WOBS で

「プロンプト3つはわかった。でも、どう仕組みにすればいいかがわからない」
「自分のビジネスに合ったプロンプトをゼロから作れるようになりたい」
「AIと営業設計を、誰かと一緒に実装したい」
そういう方のために作ったのが、WOBS(ワクワクオンラインビジネススクール)です。
WOBSのAI営業実装モジュールでは、今回紹介した3つのプロンプトの「作り方の設計思想」から始まり、自分のビジネスモデルに合った営業プロンプトの設計、ChatGPT・生成AIを使った問い合わせ獲得の仕組み化まで、6ヶ月かけて伴走します。
「AIは道具。使う人間の設計力が全て」という考え方を、一緒に実装していきましょう。
受講料は120万円・6ヶ月の本格講座ですが、まずは無料体験セミナーから始められます。40〜60代の経営者・ひとり社長・先生業の方、ぜひ一度来てください。
WOBS(ワクワクオンラインビジネススクール)の無料体験セミナー詳細はこちら
よくある質問
Q. ChatGPTの有料版(Plus)でないと使えませんか?
A. 無料版でもこの記事のプロンプト3つは使えます。ただし、無料版はアクセス集中時に使えなくなることがあります。毎日使う予定であれば、月20ドルのPlus版への移行をおすすめします。GPT-4oが使え、出力の精度と速度が上がります。
Q. AIが書いたメールだと相手にバレませんか?
A. 「そのまま送る」とバレます。でも、この記事で紹介した「自分の言葉を一文添える」ルールを守れば、まずバレません。声に出して読んで不自然な箇所を直す習慣をつければ、受け取った相手は「この人、ちゃんと考えてくれているな」と感じます。
Q. プロンプトに入れる「自分の強み」が思い浮かばない場合はどうすればいいですか?
A. ChatGPTにこう聞いてみてください。「私は[業種・経験年数・過去の実績]です。営業メールで相手に伝えるべき強みを3つ提案してください」。自分の強みを整理する作業自体をChatGPTに手伝ってもらえます。WOBSでは、このセルフブランディングの整理を最初のステップとして取り組みます。
Q. 営業メール以外にも、似た方法で使えますか?
A. 使えます。SNSの投稿文、セミナー案内メール、既存客へのニュースレター、LinkedIn向けのメッセージ文——全部同じプロンプトの設計思想で作れます。「相手の情報・自分の強み・目的・一つだけのアクション」という4点を渡す型は、あらゆる文章生成に応用できます。
Q. WOBSに参加するのが不安です。どんな人が来ていますか?
A. 40〜60代のひとり社長・先生業・コンサルタントが中心です。「リアルの人脈はあるがオンライン・AIが弱い」という方が多く、「同じ悩みを持つ人と一緒に学べる」という声をよくいただきます。まず無料体験セミナーで雰囲気を確認してください。入会を迫るような場ではありません。
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まとめ

今回紹介したプロンプト3つを、もう一度整理します。
- 「初回接触メール」:相手の属性・自分の強み・一つだけのアクションを渡す
- 「お礼メール」:商談で話したポイントを入れて、次のアクションを一つ提示する
- 「再アプローチメール」:「情報提供」のスタンスで、断られた感を出さずに接触する
そして、共通の実装ルールは「AIが出した文章をそのまま送らない」「声に出して読む」「返信率を記録して磨く」の3つです。
ChatGPT営業プロンプトは「魔法の道具」ではありません。でも、正しく設計すれば「30秒で送れるレベルの下書き」を毎回出してくれる、頼もしい下書き職人になります。
44歳で皿洗いをしながら「自分の強みで誰かの役に立てるか」を考えていたあの頃の自分に、今のツールを渡せたら——と思うことがあります(笑)。でも、ツールより先に「相手のために何ができるか」という設計思想があったから、今があると思っています。
先に与えること。「先義後利」の精神は、ChatGPTの営業メールにも生きています。相手のメリットを先に書く。自分の話は後から。それだけで、返ってくるものが変わります。
今日から一つ、試してみてください。
感謝の気持ちを込めて。
※当サイトには一部アフィリエイトリンクを含みます。実際に自分で使っているものだけを紹介しています。

