
先日、夜のことです。
会食を終えて、タクシーで自宅に向かっている途中でした。
ふとスマホを見ると、自分のサーバー(実際にはレンタルサーバー上のサイト)が落ちている通知が入っていました。
正直に言います。
普段の私だったら、ここで頭が真っ白になっていたはずです。
お酒も少し入っていますし、家に着くのは深夜……。
「明日の朝、業者さんに連絡しないと」と諦めるパターンです。
でも、今回は違いました。
タクシーの後部座席でスマホを開き、Claude(クロード)というAIに状況を伝え、指示通りに操作したら、家に着く頃にはサイトが復活していたのです。
所要時間、わずか1時間。
しかも、私は寝起きでも操作できそうな簡単なやりとりしかしていません(笑)

「自分は技術苦手」が一番もったいない
私は今62歳。
外資系IT商社の役員時代を含めると、IT業界の現場には35年います。
この年でもITの原理原則が身についているから、今の最新技術にもついていけるんです。
44歳でリーマンショックでリストラされ、新橋で皿洗いのアルバイトをしていた頃の私に「お前、62歳でAIを毎日使ってるぞ」と言っても信じないでしょう。
でも、Claudeを使い始めて気づいたのです。
「技術が苦手な人ほど、AIで一番得をする」と。
理由は単純です。
若い世代は「自分でできる」から、AIに任せきれない。
私たち50代以上は「自分でやらない方が早い」と腹を括れる^^
ここに大きな差が生まれているのです。

私が毎日Claudeを使う4つの場面
毎日、ということは、365日です。
私は「WAKUTUBE」という配信を1000日連続でやり切った経験があるのですが、Claudeも気づけば似たペースで毎日触れています。
その中でも、特に「これがなかったら戻れない」と感じる4つの場面をお話しします。
場面1:営業メール・お礼メールの返信
これが一番効きます。
私は元BNIディレクターとして13年間、約20,000人の経営者をメンタリングしてきました。
今でも毎日、紹介・お礼・お祝い・お悔やみのメールが来ます。
1通1通、心を込めて返したい。
でも、30通あったら、3通目には疲れます。
そこでClaudeに「相手のメール本文+私の関係性+伝えたいニュアンス」を渡すと、私の口調に近い下書きを作ってくれます。
私はそれを読んで、固有名詞と一言だけ自分の言葉を足す。
これで30通が90分から30分に短縮されました。
浮いた60分で、対面の人にもう一杯コーヒーをご馳走できます^^
ちなみに、メール一斉送信や配信を始めるならレンタルサーバーが安定していることが前提です。私はXserverを長年愛用しています。

場面2:契約書・覚書のチェックと要約
ひとり社長の悩み、それは「契約書を顧問弁護士に毎回頼むほどではないけれど、自分一人で判断するのは不安」という案件が多いことです。
私はClaudeに契約書のテキストを貼って、こう聞きます。
- 私(受託側)に不利な条項はどれですか
- 解除条項と支払い遅延時の扱いを教えてください
- 小学生に説明するように要約してください
最後の「小学生に説明するように」が大事です(笑)
これで法律用語の山が、3分で「ああ、要は◯◯ね」と腹落ちします。
もちろん、最終確認は専門家に。
でも、専門家に聞く前の「私自身が論点を理解している状態」が作れるのです。
会計まわりも同じ思想で、freee会計をClaudeと併用しています。
freeeのデータをコピペしてClaudeに渡し「先月と比べて気になる変化は?」と聞けば、税理士面談の準備が一瞬で終わります。

場面3:SNS投稿ドラフト・講演台本の作成
私は著書を4冊書いています。
代表作は『つながり力の教科書』。
おかげさまで、読んでくださった方から「和久井さんの本のお陰で営業が変わりました」とお声をいただきます。
でも、本を書ける文章力と、毎日のSNS投稿は全く別物なのです。
本は数ヶ月かけて練り上げますが、SNSは毎日、毎時間ネタを出さねばなりません。
そこでClaudeの出番です。
私がやっているのは「ネタの種」だけを与える方法です。
たとえば「今日、コンビニの店員さんが新人っぽくて、私が後ろの列に並んでいる時に……」というメモを送ります。
あとは「これを私のいつもの口調で、ビジネスの学びに繋げて、500字でまとめて」と頼みます。
ものの30秒で、ドラフトが出てきます。
私はそれを読んで、自分の言葉に直して投稿。
これで投稿の継続性が、頭打ちにならなくなりました。

場面4:問い合わせ対応・お客様分析
私が今、AI×営業の6ヶ月プログラム「WOBS」を主宰している関係で、月に何十件もお問い合わせをいただきます。
ありがたいのですが、全員のお話に同じ熱量で対応するのは、ひとり社長には物理的に無理です。
そこでClaudeに、過去のお問い合わせ100件分の文面を渡して、
「どんなフレーズが入っていると成約率が高いか」を分析してもらいました。
結果、面白いことが分かりました。
「他社のサービスも検討中ですが」と書いてくださる方の方が、最終契約率が2倍以上高かったのです。
比較検討する誠実な方ほど、最後に選んでくださる、ということです。
このような分析は、Excelとにらめっこしていた頃なら丸2日かかった作業です。
今は、20分で終わります。
ドメイン管理も「自分でやらない」派です。
ドメインはお名前.comに任せ、私は本業の経営に集中する。
これも「任せる思想」の一部です。

「自分でやらない」を覚悟する
ここまで読んでいただいて、お気づきの方もいると思います。
私がやっていることは、要するに「自分でやらない覚悟」なのです。
レンタルサーバーをXserverに任せる。
ドメイン管理をお名前.comに任せる。
経理をfreeeに任せる。
決済をビジネスカードに任せる(私はFASIOを使っています)。
そしてAIに、考えるための「下書き」を任せる。
50代60代の経営者は、つい「自分でやった方が早い」「自分でやらないと不安」と思いがちです。
私もそうでした。
でも、それは20代30代の体力があった頃の話です。
正直に言います。
60歳を超えたら、人に・道具に・AIに任せて、自分は「お願いされる経営」に集中するしかないのです。

まとめ・私がClaudeから受けた恩恵
- 夜中のトラブルでも、頭が真っ白にならない安心感
- お礼メール30通が90分→30分に短縮
- 契約書の論点が3分で腹落ち
- SNS投稿のネタ枯れがなくなる
- お問い合わせ100件の分析が20分で完了
- 空いた時間で、対面の人に集中できる
- 「自分でやらない覚悟」で、本業の経営判断に時間を使える
技術が苦手な50代経営者ほど、AIで得をする。
これは私が35年IT現場にいて、12,500人の経営者と関わってきた結論です。

最後に、あなたに問いかけたいこと
あなたが今、一番「自分でやらなくていいのに、ついやってしまっていること」は何ですか?
メール返信?
請求書作成?
SNS投稿?
従業員のスケジュール調整?
その一つを、今夜、AIか、人か、サービスに任せてみてください。
任せる先は、Claudeでもいいですし、Xserverのような信頼できるインフラでもいいのです。
ひとり社長は、自分の時間が最後の資本です。
その資本を、何に使うか。
60歳を超えた私からの、心からのお願いです。

感謝の気持ちを込めて。
和久井海十
※当サイトには一部アフィリエイトリンクを含みます。実際に使った・読んだものだけを紹介しています。

